大雨が続き、延期での開催となりましたが、各地よりご参加くださいました皆さま、本当にありがとうございました。
大雨の後ということで、竹は山ほど流れ着き、ゴミも大量でした。皆さん、何とか片付けたいと懸命に取り組んでくださり、今回も大幅に片付けることができました🙇
皆さまのお力に、今回も心より感謝いたします。
参加者さんのなかには、埼玉県の綾瀬川でカヌーによるリバークリーン活動をされているかたもいらっしゃいました。年間150日活動を続けられており、日々たくさんのゴミを回収されているそうです。
川清掃、海岸清掃、他にも地域のごみ拾い等など。地道ではありますが、紛れもなく環境に大きな影響を与えていると改めて感じます。
一人ひとりの小さな行動が、少しずつ未来の景色を変えていくのだと思います。
『山から海まで 流域治水という視点』
近年、「これまで経験したことのない大雨」が珍しくなくなりました。護岸の崩壊や土砂崩れ、河川の氾濫は、住宅や道路だけでなく、その先にある川や海の生態系にも被害を及ぼしています。
陸で起きたことは、数時間から数日のうちに川を下り、やがて海へと辿り着きます。
ひどい濁流が海へ注いだ場合、その影響が長く残ることもあります。 2021年の熱海市の土石流では、海洋環境の回復にも数年を要しました。
「川」だけでなく、「流域」全体を見る
洪水対策というと、近代以降は堤防を高くしたり、川底を掘る、ダムを造るなど、「川をどうするか」という発想が主でした。
けれども今は、雨が森の土へ、田んぼや街を通って川、そして海へ流れていくことを考え、流域全体で水を受け止める「流域治水」という考え方が広がっています。
流域全体での捉え方は、日本でも昔から培われてきました。森林伐採に規制をかけることから、洪水を一時的に受け止める「遊水地」や、あえて水を逃がす「霞堤」、周囲を堤防で囲んだ集落「輪中」など。自然の力と折り合いながら水害に備える知恵は、今も各地に残されています。
こうした知恵に通じる考え方は、今あらためて見直されています。
現在は、森を整えて土の保水力を高めたり、田んぼに雨水を一時的に貯める「田んぼダム」、街の緑地で雨をゆっくり地中へ返す「雨庭」といった取り組みが広がっています。
そしてこれらの取組みには、炭の力も活躍しています。
私たちの実践でも、たとえば、グライ化した土壌に竹炭を撒くと、悪臭が徐々に和らぎ、大雨の後も水が滞りにくくなるといった変化が感じれます。
炭は水を受け止めるだけでなく、土壌の環境そのものに働きかけ、微生物の働きや水・空気の動きにも影響していることが、ここからもうかがえます。
森、土、農地、街、川、そして海。
それぞれが水の流れでつながった一つの流域として見る視点が、これからますます広がり、水害への備えも、自然を押さえ込むのではなく、森や土が本来持っている力を取り戻していく方向へと進んでいくと嬉しく思います。
次回の海岸活動は、10/4(日)に開催します🌊
ご参加を心よりお待ちしております!
写真協力∶澁谷、高田、西澤、沼田







